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ときどき英語 / ときどき日本語 / 日記

Antony and the Johnsons / The Crying Light

アルバムThe Crying Lightをここ二週間聴き続けている。

今まさに聴かれるべき私たちの時代のソウルミュージックである、と親しみと愛情をこめて言ってみたくなるのだが、はたしてそんなに簡単になれなれしく肩を並べて歩けるような音楽として接触可能なのかどうかと問われると、正直自分には自信がない。ささくれだった空気を包容する滑らかな触感の音楽と、個人としての感情の発露だけでなくより広く大きな「世界」へと向けられたAntonyの声に対して、ただ強く惹きつけられていると同時に、畏怖さえもかんじている。そういった意味でやはり彼は「天使」なのかもしれない。